うつ病にならない為の気持ちの持ち方

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はじめに

近年、うつ病で辛い思いをされている方が多く見えます。

私の勤めている会社でもうつ病で会社を長期間休む人がいます。

プロフィールにも書きましたが私も、過去にうつ病になった経験が有ります。

現在は再発もせずに元気にポジティブに毎日を過ごしています。

私は数年前から部下の皆さんの言動で兆候を事前に察知し適切な対応をする事で数人を
うつにならずに救えました。

私は医者ではありません。

しかし今回私の経験を踏まえどう言う心構えや行動に気をつければうつ病を防げるか
記事にしました。

現在、私は職場で『仕事への取り組み方と心の持ち方』と言う題材で社員教育も実施
しています。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

この記事はこんな人におすすめです

・うつ病にならない為に何をしたら良いか?どんな事に気をつければ良いか?
 考えている方

・現在、睡眠不足でやる気が無くなっている方

ネガティブな事ばかり考えてなにもかもが嫌になりかけている方

結論

はっきり申し上げると特効薬は有りません。

しかし一つの答えとしては

『捨てる』ことです。

詳しくは追って説明します。

私の体験

私は過去に海外赴任を命じられ、会社設立から経営までトップとして取り組みました。

会社建設、従業員募集、開所式までは色々と問題はありましたが何とかこなしました。

しかし、いざ会社経営になるとお客様のニーズに応える為には現地人を如何にうまく動すかに
かかっています。

私は同僚の赴任者と共に現地語を必死に覚え、現地人に仕事を教え目標に向かって活動
していました。

現地人にはわかってもらっていると勝手に思っていましたがそうは簡単ではありませんでした。

客先納期に対して遅れが出始め、その挽回もなかなか進まず日に日にイライラがつのって
行きました。

更にどんどん追い詰められ(思い起すと自分で自分を追い詰めていた)、夜も眠れなくなり、
かつ何もしていないのに悲しくて涙が出てきました。

体重も1ヶ月半で8㎏減少しました。目も充血し悪い事しか考えられなくなっていました。

そんな時、日本から先輩が来てくれて私を見るなり即帰国を指示しました。

日本で受診し『抑うつ状態』と診断され投薬と自宅療養を2ヶ月間行い、回復をしました。

この時の妻の助けや同僚の赴任者、会社関係者の方々がバックアップをして頂いた事は
感謝してもしきれません。

お陰で再び海外に戻り仕事に専念出来ました。

長文になりましたが以上が私の体験談です。

私がなぜうつになったか?を解析しました

仕事が超繁忙だった事もありますが

・新しい会社を絶対成功させると言う責任感が強すぎた
(すごい・さすがと思われたかった)

・自分はこんなに一生懸命やっているのなぜ進まないと言う苛立ち
(被害者意識の増幅)

・現地人を教育したので日本人と同じように仕事ができると期待した身勝手な考え
(やれるだろうと言う勝手な期待)

そしてイライラや不安が長い間続きうつになってしまったと思っています。

私のうつにならない為の心構え

私が今後うつにならない為に以下の心構えを実践しています。

・責任感は大切ですが悩んだり、困ったことがあれば恥ずかしがらずに仲間や家族に堂々と
 打ち分ける

・人間は弱い生き物でだれかの助けがないと生きて行けないと常に心に刻んでおく

・自分以外の人の反応や行動に過度に期待しない。自分以外の人は変えれないと思い、接する

皆さんへの助言

何度も書きますが人は弱い生き物です。

真面目に真剣に仕事に取り組む事はとても大切な事ですが、真剣に取り組んだ人ほど、
悩みや、うまく行かない事が多いと思います。

例えば、「自分はこんなに一生懸命やっているのにあの人は何もしないで評価されて
などです。

そんな時はまず、「変えられるもの」「変えられないもの」区別してみて下さい。

1.「変えられるもの」とは

自分の見方や考え方、行動だと思います。

例えば意地の悪い上司がいたとします。
その上司は自分の力では変えれません。逆にその上司を悪い見本と考えてあんな人間には
ならないと決心し今日からの自分の行動や考え方を変える事は出来ます。

2.「変えられないもの」とは

自然界や大きな組織や重病や死と言うこの世で避けれない事だと思います。

変えれないものよりも、変えれるものに自分のエネルギーを集中する事で悩みが軽減すると
思います。

ストレスを軽くする方法

その一つは冒頭でも書きました『捨てる』事だと思います。

強いストレスで悩み苦しんでいる時

プライドを捨てる

・すごい、さすが、いい人と思われなくてもいいや

・人に負けてもいいや

・人に弱みを見せてもいいや

命まで取られる事は無いんだ!!

と私は思うようにしています。

人間の悩みは人それぞれです。

これまで記載した事が当てはまらない方も多いと思います。

そんな時は自分を苦しめている何かを「捨てる」事を考えて下さい。

同時に回りの方々に悩みを打ち分けて下さい。力になってくれる方が絶対に見えます。

部下や同僚の皆さんが悩んでいたら

ここまでは自身がうつにならない為の考え方や心の持ち方を書きましたが
ここからは部下や同僚の皆さんが悩んでいる時の対処方法について私が実践してきた事を
書いて行きます。

・まず職制(課長とします)に部下の中で悩んでいる人はいないかを確認して
もらいます。

・悩みも人それぞれですが最近眠れない方、例えば私の経験上、1日で3時間以内の
 睡眠時間が1週間以上続いている人をピックアップしてもらう。

・課長がその人の悩みを1対1で聞く

・課長が結果をその職場の職長(部長とします)に報告する。

部長はその部下に1対1で悩みを聞く。

・部長はその部下がうつの兆候があると判断した場合(判断が難しいですが)は
 医師の診断を進めるか、部長が自らその部下に休む事(約2週間)を指示し
 会社休み中には仕事の事は一切考えない事を伝える。

・悩みの原因が職場に有ると判断した場合には課長に自分の部署の改善を指示する

改善されたと部長が判断できたら出社可能と部下に連絡する。

以上のような対応で8人を救う事ができました。

そして私は彼らに必ず言います。

「会社や組織の為に生きないで下さい。自分の豊かな人生の為に生きて下さい。」

これも私自身がうつを経験したから言える事だと思っています。

皆さんも一度参考にして頂ければ幸いです。

あなたの一番大切な人は?

私は社員教育の最後に

「あなたにとって一番大切な人は誰ですか?」と一人ひとりに聞きます。

受講者の答えは

・両親です

・妻です

・子供です

・恋人です

全て正しいのですが私の答えは

「自分自身です」と皆さんに伝えます。

なぜならば、
自分自身が心身共に健康でなければ大切な人や愛する人たちを幸せには出来ないからです。

おわりに

私は、私の身近な人の不幸な出来事を目の当たりにすると、明日生きている保証はないと
思っています。

人は突然に死ぬ事があり自分も例外ではないと思います。

ですから、だれかが言っていました。
「生きているだけで丸儲け」

先に書いた自分を苦しめてきた考え方を全て捨てる自分になったとは言い切れませんが
「自分の欲にあまりこだわらなくなった」とは思っています。

私はうつ病なんてこの世から無くなれと常に思っています。

皆さんも自分や仲間の予兆を察知して早期対策でうつ病を根絶しましょう!!

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