会社や職場の『2S』を定着させる為の『5定』について

はじめに

4S(整理・整頓・清掃・清潔)は会社や職場を運営する上での基本中の基本です。

4S状態を維持させる為に週1回30分や毎日5分の4Sタイムを設けている会社や職場も有ります。
やはり難しいのは定着ですね。

そこで今回は特に2S(整理・整頓)を定着させる為の『5定』について記事にしました。

以前「ものづくりの会社の基本の徹底について~4Sの重要性~」について以下の通り記事にしました。
参考で掲載しますので興味の有る方はご確認下さい。

ものづくりの会社の基本『4Sの徹底』について
会社ではトップから「安全と品質は何ものにも優先する」と言われます。 では何をすれば安全が確保出来、不良をつくらない会社や職場が出来るのでしょうか?その疑問に私が経験した事を中心に説明させて頂きます。 今回は基本中の基本である4Sを中心に記事にしました。

5定とは?

皆さん、5定をご存じですか?

5定とは

1.定路(ていろ)

2.定位置(ていいち)、「定置(ていち)」とも言います


3.定量(ていりょう)


4.定名(ていめい)


5.定色(ていしょく)

です。

それでは次の項から一つ一つ説明して行きます。

定路(ていろ)

1.通路や作業エリアを決める ⇒ 安全で効率の良い作業をする為の通路と作業エリアを確保する

2.手順やルールを決める ⇒ 安全で良品をつくる為の作業手順書を作成し従業員を教育し訓練する

3.手順やルールを明示する ⇒ いつでも手順やルールが見えるように掲示する

定位置(ていいち)

1.置き場を決める ⇒ 必要な物を置く場所を決める

2.違う物を置けないようにする ⇒ 決められた物以外には置けないよに工夫しその上で
                仕組みをつくる

定量(ていりょう)

1.置く量を決める ⇒ その作業に必要な数量を決める

2.決めた量以上に置けないようにする ⇒ 置く物の寸法に合わせた置き場や棚を製作し過不足が
                   一目でわかるように工夫する

定名(ていめい)

1.名前を決める ⇒ 置く物の名前や名称を決める

2.名前を表示する ⇒ 名前、名称、品名、サイズ、責任部署、責任者を表示する

定色(ていしょく)

1.色を決めて塗る ⇒ 置き場が一目でわかるように色を決めて塗る事で識別できるようにする。
          また使用する色は順序などを統一し並びに気を付ける

5定の例

分かり良いように文房具(ボールペン、消しゴムなど)を例にとって説明します。

前提条件として従業員の方は文房具の使い方を理解していないと仮定します。

定路(ていろ)

・文房具を使う人がどの動線(安全で効率よく)で取りに行くかを決めて
 保管場所を確保する   

・文房具の使用手順書を作成し従業員に訓練した上で手順書を貼付する

定位置(ていいち)

・保管場所が確保出来たらそれぞれの文房具を置く位置を決める
 (例えばボールペンはキャビネットの1段目等)   

・決めた文房具以外には置けないように仕切り等を設定する
 (ボールペンの棚には消しゴムが置けないようにする)

定量(ていりょう)

・定められた期間内にどれだけの量の文房具を使用したかを調査し常にストックが必要な量を
 決める   

・決めた量以上に置けないように仕切り等を設定する。加えて例えばボールペンが残り
 何本になったら発注すると言うルールを決める

定名(ていめい)

・例えば油性ペンやボールなどのばらばらな名前ではなく「ボールペン」と名前を統一する   

・名前や品番、サイズ、責任部署、責任者を表示する

定色(ていしょく)

・キャビネットの外からでもわかるように保管場所に色を塗る(色テープを張る)

  

まとめ

ものづくりの現場には様々な工具や材料などが存在しますし置場も多岐に亘ります

そんな状況で一気に5定を実施しようとしても途中で挫折してしまい中途半端な状態になってしまいます。

私のお勧めする5定のやり方は、先ずは、2Sが定着しない場所を1~2ヶ所特定して下さい。

そしてその場所を徹底的に5定を実施してみてください。
1ヶ月かかっても良いと思います。

それと平行して様々な場所を調査して、優先順位を決めて5定計画書を作成して下さい。

そうすれば途中で挫折する事なく5定が実施出来ると思います。

是非チャレンジして下さい。現場の景色が変わります

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